シッポお兄さんのウルトラ語り

ウルトラオタクのひとり語り。ネコつり子育てたのしいまいにち

【絵本のすゝめ】砂遊びを極めた女の子の海水浴「すなのおしろ」 

 

東京にいた頃、よく外人に話しかけられました。

 

ガイジンは好きなんです僕。しかも一生懸命「ニホンゴ」で話しかけてくれるんです。

 

マックにいったとき、白タンクトップのガイジンがうろうろしてたんです、
注文が終わって席に着いた僕を見るなり一直線に僕のところに来て

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※イメージです

 

「ねぇ、ナラナイデクダサイってなんですか??」

 

 

と急にはなしかけてきたので面食らって「ん?」というと、

 

ならないでください」ってなんですかと聞くのです。

 

 

 


ははーん、わかんねぇ。

 

 

 

ならないで…?うーん、ちょ、どういう?どういう状況?

「はい、アノヒトが」

と指差したのはレジの店員。

 

 


やべぇ、わかんねぇ「ごめん、わかんない。」

残念そうな顔をして去るガイジン。

 

 

 

気になるので目で追っていると、そいつは列を無視して一直線にレジへ行き。

 

「Milk please」とのたもうてる。


あああ、おい、おい、おい!

 

おい!ならべ!

 

おのずと謎がすべて解ける。

 

「「ならんでください!」」

 

 

レジの店員と僕のスピリットがシンクロする。

 

 

とりあえず、そのガイジンのところへ駆け寄り

「わかった、ならんでくださいだよ、わかる?」

 


なぜか理解した外人はおとなしくレジ待ちの列に加わった。

 

 


僕もひといき着いてハンバーガーをもしゃり。

 

 

数分後

 

 


ミルク片手にガイジンが俺にウインクしながら颯爽と店の奥に入って行った。

 

 

 

 

 

はは

 

ハンバーガーは買わないんだ

 

 

買ったことないよマックでオンリーミルク。

 

いや、なにを買ってもいいんです。そこで何を楽しんでもいいんです。

 

 

 

 

一人の女の子が海水浴場に来ています。

 

「わたし おしろを つくるのが すきなのよ」

 

海にも入らずにこんなんつくります。

 

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ドームや塔があって、ワニを放し飼いできるお堀があって。中に入ればオーシャンビューだし、波の音が聞こえるし、アイスクリームも食べ放題! すぐに世界中から王さまやお妃さまがやってきて、宴会場で派手なパーティが催されます。

 

 

いや、気合入れすぎ

 

 

ところが、みんなが言い出した。豪華な朝食も遊び場もベッドも砂だらけ。かゆいし、眠れないし、みんなかんかん。

 

 

砂のお城になにもとめてんねん

 

 

彼女のつくったすなのおしろ、どうなっちゃうの?

 

 

すなのおしろ