シッポお兄さんのウルトラ語り

ウルトラオタクのひとり語り。ネコつり子育てたのしいまいにち

誰もが勘違いしている!夢幻三剣士のラストシーン

ドラえもん映画の中でも異彩を放ち、とても完成度の高い作品

それが、ドラえもんのび太の「夢幻三剣士」

 

この映画のラストシーンには謎が残され、バッドエンディングなのでは?

との声もあります。みんな

 

だまされていますよ。

 

あのラストシーンはドラえもん史上最高のエンディングと言えるのです。

 

 

というわけで今日はボクの大好きな映画「夢幻三剣士」の考察をしていきます。

 

 

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夢幻三剣士の魅力

ゲーム仕立てのストーリー展開

ものがたりのキーとなっている「気ままに夢見る機」

カセットのように見られる夢を選んで再生する。

 

その中の「夢幻三剣士」はRPGのような勇者のストーリー。

原作は知っての通り「三銃士」である。

ちなみに三銃士の登場人物は

ダルタニアン、ポルトス、アラミス。

ノビタニアン、ジャイトス、スネミスの名前はここからとられている。

 

そのパッケージは当時大ブームだったスーファミのソフトに似ている。

剣士ノビタニアンとして、ユミルメ国を狙う妖霊大帝オドロームと戦う

とにもかくにも非日常のドラえもんが楽しめる作品

夢幻三剣士は特別なソフトで、夢に登場するキャラクターはそれぞれが考えて行動するNPCとなっている。発達したAI技術なのだろうか、

 

しかもアンテナをつければ4人で同じ夢を見ることが出来る!まさにVRMMORPGの様なものなのだ!感覚で言うとソードアート・オンラインに近いものがある。


1994年にゲームの進化をこのような構想ができた藤子不二雄先生は本当にすごいと思う。

多くのトラウマシーン

この映画には数多くのトラウマシーンがある。

なかでものび太としずかちゃんのこのシーンはドラえもん史上最悪といってもいい。

 

個人的に子供の頃はこのシーンが怖かった

 

 

ささやかれているバッドエンディングの真相

そんな夢幻三剣士のラストシーンの考察をしていきたいと思う。

 

ラストシーンはこうだ

 

妖霊大帝オドロームを倒したノビタニアン。

お姫様との結婚式がこのあと行われようとしているときに…

夢見る機は回収されてしまい

「…」「…」

朝になり、登校する。

「…昨日はおしかったなぁ、」とのび太

「おはよう、実は昨日しずかちゃんの夢、みちゃった」

 

「わたしものび太さんの夢、みちゃった」

「え?え?どんな夢なのおしえてよーーー」

とここでエンディングテーマが流れ出す。

そしてカメラがパンアップして…

 

はいここ!

 

 

なんやねんここ!!!

そう、ここはユミルメ王国があった場所。

 

 

考える間もなく、「大人は時々無理いうぞ~♪」

とノリノリの名曲が始まってしまい、視聴者をあっという間に終わりへといざなう。

 

これをみた視聴者の多くは、 気ままに夢見る機の夢と現実が入れ替わるスイッチが押されたまま、回収されてしまったため、のび太たちはその世界から出られなくなってしまった。 その証拠に、スネ夫ジャイアンはアンテナを外しているため、ラストシーンには出てこない。

 

と思う視聴者が多くいる。

 

 

 

 

 

 

 

はい、

 

 

 

だまされてます。

 

 

 

エンディングへの伏線

エンディングには多くの伏線が残されています。

この伏線から、私はラストシーンをこう考察します。

(あくまで私の考察です。悪しからず。)

 

 

 

まず、初めに夢幻三剣士を見始めるシーン。

夢幻三剣士の注意書きにこう、書かれています。

「この夢は強いパワーを持っているので、現実世界に影響することもあります。」

 

のび太は「すごいじゃない、スーパーヒーローになれば夢から覚めても、少しは強くなってるってこと!?」と解釈します。

 

 

 

そしてもうひとつ

「現実感を強めるため、主人公のおなじみの場面から夢が始まる。」

 

 

 

といった感じで、お話が展開していく中でスリードもいくつかあります。

このスーファミのカセットのような、見た目、

そしてかなり自由度の高い夢世界。まるでRPGゲームをやっているかのように錯覚してしまいますが、これは、

 

ビデオカセットなのである。すべてがシナリオ通りに進むのである。

 

(その現実を知ってしまったトリホーは勇者が勝てないシナリオにしようと暗躍する。それもまたよりゲーム感を強め、エンディングへのミスリードになっている。)

 

 

 

 

全てがシナリオ。そう、

もう少しのところで、夢見る機が回収されてしまう。

そして朝になる。

 

これがまだ夢幻三剣士のシナリオだったとしたら?

 

 

「現実感を強めるため、主人公のおなじみの場面から夢が始まる。」

とあれば

 

エンディングもおなじみのシーンで終わるのではないか!?

 

お姫様、ではなく現実世界のあの子と最後に学校というお城で結婚式が待っている!

というのがこの夢幻三剣士の粋な演出のラストシーンなのではないか!!!!?

 

そしてまだ回収されていない伏線

「この夢は強いパワーを持っているので、現実世界に影響することもあります。」

 

「現実世界でダメな人ほど、立派になれる」と最初に言われていたのび太は、その通り、立派な勇者になります。しかしそれは夢。

現実世界でのび太が「少し強く」なっている描写は描かれていません。

 

いや!描かれているんです

 

 

しずかちゃんは最後の最後までアンテナを付けているんです。

だから

ここでのしずかちゃんは夢幻三剣士のキャラクターではなく、しずかちゃん自身。

 

つまり

のび太さんかっこよかったわよ」は

 

しずかちゃんの本音なのである!

 

勇者として一生懸命戦っているのび太の姿なのか、竜も殺せない優しい姿なのか、

定かではないが、のび太はしずかちゃんの心に大きな影響を与えていたのだ。

 

のび太がしずかちゃんと結婚するのは、視聴者側のネタバレであって、この段階の二人にはわからぬこと。

 

結論

 

夢幻三剣士は!

 

 

 

 

 

ドラえもん史上!最高ともいえる

 

 

 

 

 

 

ハッピーエンドなのだ!

 

 

また、WiKiによると、

 

 

とある。

いつも仲間で解決しているドラえもん映画で、ジャイアンスネ夫が一切でてこない

ラストはこの夢幻三剣士だけ。

途中でパッタリジャイアンスネ夫がいなくなってしまう。のにも違和感がありましたが

この素敵なエンディングを作り上げるためだと思うとボクは納得できるし、

藤子先生が「一種の失敗作」といったのもわかります。

 

長文になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。夢幻三剣士

みなさんももう一度見返してみてください。

 

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